黒いシャツを着てるやつは、だいたいテンポにうるさい。『セッション』
続いての作品はこちらでございます!!
『セッション』
監督・脚本:デミアン・チャゼル
出演者:マイルズ・テラー
J・K・シモンズ
音楽:ジャスティン・ヒューウィッツ
配給:ギャガ
上映時間:106分
ストーリー
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが、待ち受けていたのは、
天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの
常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。
浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。
ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。
恋人、家族、人生さえも投げ打ち、
フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…
ホームページより抜粋
「8点」
TOHOシネマズ新宿
オープンの日に行って参りました!!!!
ゴジラヘッドで最近話題になっていましたから
どんなもんかなと思って行ったら
超満員・・・笑
トイレがとんでもないことになってましたし、
売店の接客が丁寧過ぎて、
ちょっと笑っちゃいましたけど。
メロンソーダを頼んだんですが、
ピスタチオの発表くらいタメて言われましたよ(笑)
ご丁寧にどうもありがとうございました(笑)
で座席とかの感想としては、
日本橋のTOHOシネマズと変わりません(笑)
そのまま新宿に来たと思ってもらえれば大丈夫と思います。
オープンの日に初日の作品、しかも『セッション』を見るって
なんか通!!!
って思って見に行ったんですが、みんな同じ事考えるもんですね。
1日に16回も流すなんて見た事無い(笑)
今後、新宿の映画館が心配になります。
特にミニシアター、本当に頑張ってほしいです!!!
TOHOで何やるかにもよりますが、
バルト9やピカデリーにも影響出るでしょうから、
注目ですよね。
さあさあ内容でございますが
まずはじめに言っておくべきなのは
ラストがマジのゴイスー。
ダイアン津田のゴイゴイスー ニューバージョン - YouTube
こんなのはファッキングテンポですが・・・
音楽学校に入学した主人公が
ある教師にスカウトされてバンドに入り、
鬼の指導を受ける話です。
物語はこれだけですよ(笑)
この写真にある通りです。
本当にこれ以外ありません。
ピックアップするならやはり
J・Kシモンズ演じる鬼教師の鬼畜ぶり(笑)
とにかく完璧を求め、
一音でも外す者はバンドから除外する。
この映画では一瞬この教師に共感しそうになるエピソード
→昔の教え子の死に涙する場面
も一応あるのに
ラストには軽いどんでん返しをこの鬼畜教師は演出しますから(笑)
見てるこっちが恐ろしくなりましたし、
そもそも感性が重要な音楽において
ここまでスポ根なのは実際どうなんでしょう??笑
それでいてドラム叩き過ぎで、
もはやバイオレンス映画かと思うシーンも多々・・・
『ブラックスワン』の逆剝けがピーっていくところみたいに
痛々しい場面もありましたしね。
ある意味ですが『冷たい熱帯魚』のでんでんみたいに
次作以降、J・Kシモンズの出演作は
多分笑ってしまうと思うんです。
もう水槽は見つめてほしくないですよね・・・笑
最初はアメとムチの使い分けが上手い教師かと
思ってたんですけどね〜
「音楽をたのしめよ〜」とか囁くんですが
練習行けばドラムセット投げられますから(笑)
アメ、ムチ、ムチ、ムチ、ムチ、ムチムチムチ!!!!
修造キャンプより絶対キツいです(笑)
さっそくパロディもあります!
DJ Wh1PLA$H - Whiplash Trailer Parody - YouTube
主人公も負けじと「無」になっていきます。
自分からアプローチしたくせに
無茶苦茶な理由つけて別れを告げたり、
他の奏者をボロカスに言ってみたり、
とにかく猛練習。
ちなみにさっきの女の子は
海外テレビドラマの「glee」の子でしたね。
この子が出てくるあたりから面白くなくなりましたが(笑)
スーパーガールになるらしいので、
日本でもまたお目にかかれるかもですね!!
主人公は猛練習のあまり
発表会の日に寝坊やトラブルに巻き込まれがちで、
事故にあっても血まみれで演奏し認められようとするくらい
まさに“狂気VS狂気”でした。
That's my fu○king tempo!!!!!!
もはや黒のシャツすら恐ろしくなってましたが、
そういえば“ヤツら”も黒シャツでしたね。
そう、ジャルジャルです。
多分テンポには厳しいですけど、
あんなスパルタにコントの練習とかしてたら
ちょっと笑けてきます。。
話題逸れました、戻します。
冒頭にも触れたように見せ場はラストです。
正直ラストまで不安でしたよ・・
「あれ、評判の割に全然盛り上がらない・・・」
いや、待ちたまえ。
完全に主人公の負けに見えた狂気のバトルに
さらなるどんでん返し的、
もう復讐ともとって良い逆襲!!!!
あれはヤバいものを見たと興奮が
しばらく解けなかったです。
見終わってぐったり疲れたので、
やはりバイオレンス映画だったかもしれません。。
こっちもこんなに罵られたんじゃないかってぐらい
疲れ果てました。
唯一気になると言えば、
音楽やってる人がこれをどう見るのかですよね。。
スポ根的なものが合っているのか。
果たしてジャズなのに白人でピンとくるのか。
劇団四季にはこんな言葉もありますが・・・
これは絶対と言って良い程映画館でしか体感できないので
是非劇場に行って下さい!!
今年は『はじまりのうた』が個人的に大好きな音楽映画になり、
これは映画館で見てもらいたいな〜って思ってましたが、
『セッション』は絶対に映画館です!
いやむしろ家で見るんなら、
よっぽどのホームシアターセットも持って無い限り
見ないで下さい(笑)
これクラスなら良いと思いますが、
テレビサイズじゃ絶対に物足りませんから・・・・
劇中の主な演奏曲がコチラ!
Caravan—Central Washington University Jazz Band ...
今年必見の映画で間違いない!!!!