ジョージョーの奇妙な映画生活

クラブワールドカップでの存在感は松木安太郎より上。サッカー元日本代表城彰二に似た顔を持つ映画ファンが、劇場最新作を中心に蹴り込みます!! エンタメ情報他、様々なオフサイドラインに飛び込みます。採点方式はガゼッタ・デロ・スポルトの基準!!※ちなみに当方サッカーファンではなく、大の野球ファンです。

孫社長と家なき子みたいなもんです。   『ANNIE/アニー』

 

 

どうも、ご無沙汰してます。

 

 

前回『KANO』についてブログ書かせていただいたのですが、

その日からアクセス数が急増しておりまして、

未だにその原因がわかっておりません・・・。

 

特にスタンスとしては変わらずやってたつもりなんですが、

ももクロについてちょっと触れたからか

バンクーバーの朝日』を少しディスったからか

それとも多少は面白いと思ってくれてる人がいるのか・・・(笑)

 

3つめの理由だと嬉しいな〜と思ってますが、

今のうちに調子に乗っていろいろ更新できたらと思います!!!(痛)

 

 

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城は感激!!!

 

 

もし、ブログ読んでる方いらっしゃいましたら

お気軽にコメントくださいね!

「これでもか!!」くらいの丁寧な返事しますので〜

 

 

さてさて本日は、

最近CMでもよく見かけるこの作品!!!

 

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「ANNIE/アニー」です!!!

 


監督:ウィル・グラック
脚本:ウィル・グラック
   アライン・ブロッシュ・マッケンナ
製作:ウィル・スミス
        ジェイダ・ピンケット=スミス
        ジェイ・Z
        ケイレブ・ピンケット
        ジェームズ・ラシター
        ジェイ・ブラウン
        タイロラン・スミス
        ウィル・グラック
出演者:ジェイミー・フォックス
            クヮヴェンジャネ・ウォレス
            ローズ・バーン
            ボビー・カナヴェイル
            キャメロン・ディアス
音楽:グレッグ・クスティン

配給:コロンビア映画

 

 

「7点!!」

リメイクとして良い作品でした、早速いきましょう!!!

 

 

 

僕の個人的な情報として、

1982年の「アニー」は見ています。

小さい時に見たんですがあんまり記憶も無く、

一応見直していきました!

 

 

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改めて見るとスゴくピュアな作品でわかりやすいのに、

それでいてミュージカルの完成度が非常に高い!!

キレッキレの孤児が大量に出てくる映画

という位置付けになるくらい、身体能力の高い奴でてきます(笑)

失礼な表現ですみません。。。映画の嘘なので。

 

 

意外となんですが、

日本語の吹き替えと字幕で歌を聞き比べしてみると、

吹き替え版がモーレツによかったです!!!

 


"Annie" (1982) - Tomorrow - YouTube

ちなみにこれはオリジナルのものです。

有名な『Tomorrow』ですね!

 

これは好みですが、

なかなかないパターンかもしれませんが、

字幕より歌詞に深みがあった気がします。

 

で、「アニー2」も実はあるんですが

こちらはみていません。

 

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なんでB級感あるんでしょうかね〜。

これ見ると思い出してしまうのが

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こっちなんですよ。

 

これあんまり知られてないと思いますが、

このポスター見た時は爆笑しましたよ。

キャッチコピーとか見ても

「知らんがな」の一喝です。

 

 

 

そして2014年バージョンの今回、

字幕で拝見させて頂きましたので、

感想としては字幕を見た事を念頭に置いて、

宜しくお願い致します。

 

 

ストーリーも現代版に刷新されています。

 

4歳で孤児となったアニーも10歳になった。

ハニガンに里子として引き取ってもらったアニーは、他の里子と一緒にハニガンから受ける嫌がらせの毎日にも耐えて笑顔を忘れず生きていた。特にアニーは生意気なくらい元気な女の子で、ある日ニューヨークの街を走っていた。車に轢かれそうになるのだが、そこをNY市長の候補で携帯電話会社の社長・スタックスが助ける。

スタックスは支持率を確保するためアニーを自宅に招いたり、住まわせたりするなどして少しでも市民からの支持を得ようとするのだが、お金以外に興味はなくアニーにも冷たい。両親を待つアニーと支持率を得たいスタックスの間の溝は深かったのだが、次第にふたりの心は満たされていく・・・

 

 

物語としては本当に現代版になったって感じです。

前回が1933年世界恐慌直後の大不況で

今回がリーマンショック直後の不況という違いがあります。

 

お金持ちのウォーバックスさんがスタックスさんに・・・。

さらには携帯電話会社の社長という地位を生かして、

市長に名乗りをあげるまでして富や名声を得ようとする人間です。

 

 

この物語の置き換えとしては、

まさに孫正義「いえなき子」でしょう(笑)

 

ジェイミー・フォックスの役は孫さんと思って下さい。

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いやそういうことですよ本当に。笑

 

 

ジェイミー・フォックスも何でも屋になってきましたね。

ちょっと前まで体から電気放ってたり、

馬にまたがってバンバン人殺したり、

今回は歌のうまい超潔癖金満大富豪市長候補です。

 

 

 

基本的な設定そのものは変更ありません。

アニーの持つロケットだったり、

秘書と金持ちが惹かれていったり、

ハニガンのビッチっぷりだったり。

 

今回ハニガンと書くと前作映画ファンの方は「ん?」って

なるかもしれません。

 

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ミス・ハンニガンさんですね。

なんか役名が微妙にチェンジされてますが、

綴りが[Hannigan]だったからでしょうね。

 

キャメロン・ディアスが今回は演じています。

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元スターが落ちぶれて里親としてなんとか生計を立ててる

みたいな設定になってます。

 

キャメロン・ディアスだけ、

正直この役でよかったかな〜というか

大きくフィットしている感じではなかった気がしますが、

ラストに連れて抜擢される理由がなんとなく理解できました。

 

キレイすぎないか?とか

こんなビッチなら調査に来る男とか堕ちるでしょ(笑)

 

 

で、先程も触れたように

リメイクとして良い作品だったと思うのは、

前作のファンにはたまらないマイナーチェンジの連発

こうなるか〜って唸ります。

 

主人公が黒人の少女に変更されるあたりが

今っぽいなとは思いますが、

要所要所が心地よいくらい見事です。

 

金持ちのスタックスが携帯電話会社の社長の設定が、

終盤アニーの両親を探すときに役立ったり、

すごいこの辺がハマってます!!

 

SNSが大活躍したり、

現代風アニーが存分に味わえます。

 

でも携帯を持ってない役の男が

「携帯電話会社に監視されてる気がする」

って皮肉みたいなこと言う場面もあります。

こういうのは後ほど触れます。

 

 

最近のディズニーなり他の子ども向け映画なりリメイク映画でも感じるんですが、

大人が本当に楽しめるように細かい設定を入れてくれたり、

そういう制作側のを感じます。

それぞれの人の過去を作ってたり、

その人格になる意味を持たせてくれているので

非常にわかりやすいんです。

 

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まだまだ大ヒットの躍進をみせる「ベイマックス」もそうですし、

人が悪に転じる理由とか原作にあるのかな〜?

って部分も丁寧にやってますよね。

そういう作り込みが本作にもあります。

 

 

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パッと思いついたのは

昨年公開の「レゴムービー」も大人の心をくすぐるように

作られてる感じがしてよかったです。

 

そういうアニー愛がよく伝わってきて、

前作が大好きな方は間違いないです。

 

 

じゃあ今回の作品で初めて「アニー」に触れる方はどうするべきか。

 

 

僕がこの作品楽しめたのは

市長選の競争にアニーを使うってことにマイナーチェンジされてるんですが、

現職の市長の応援に、まさかのこの方が!!!!!!

 

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そう、マイケル・J・フォックス!!!!

 

で、スタックスは

「あんな奴に支持されたら勝ち目ない」

って言っちゃうんですが、個人的に爆笑でした!!

意外と場内が笑ってなかったのですが、

この映画そういうのが結構多いんです!!

 

セス・ローゲン映画的な表現というと大げさですが、

これでイメージの沸く人もいるかと思います。

 

キャメロン・ディアスがそういう鍵を握ってると途中で気付いたのですが、

とにかくイヤミなババアなので作中のミュージカルを

結構ディスってます(笑)

これが配役の理由かなと僕は思ってましたが

似合ってますし面白かったです。

 

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ヘアジェルと精液を間違えて固めてた彼女ですから(笑)

 

またアニーには富豪と一緒に映画に見に行くシーンがありますが、

ここもすごいパロディ映画を見ている設定になってます。

 

「ムーンサイドレイク」という架空の映画なんですが(確かこのタイトル)、

明らかに「トワイライト」を意識した感じで、

ミラ・クニスがヒロインだったのは覚えてます。

で色々調べてたら、相手はアシュトン・カッチャーだったとは!!!



しかも、このカップルが「サカナ」(日本語読みで呼ばれてて、「アバター」みたいです)

と対峙するラブストーリーみたいになってるんですが、

そのサカナ役がリアーナって・・・(笑)

 

映画をみたアニーや子ども達は

パート2の展開だったり、「ムーンサイドレイク」が5部作だったりを

語り合ってます。

これはもうディスりすぎてて、

僕は面白かったんですがファン的にはジョークがきつすぎかなとも。。。

 

エンドロールではパート2も見れます(笑)

 

みたいなのもあって個人的には、

こういう愛あるリメイクは大好きです。

 

本題のアニーとスタックスが心通わす部分だったり、

前作には無いハニガンの成長等も見所です!

 

まあでもミュージカルの割に

歌と表情があまり噛み合ってないシーンが結構あって

ガッカリするところはあります。

 

ミュージカル的完成度は決して高くありませんが、

前作ありきの作品として僕は好きです!!

 

単体としての評価はわかりませんが、

十分楽しませてもらいました。

 

劇場規模に見合わない細かいネタも必見です(笑)


映画『ANNIE/アニー』本予告 2015年1月24日(土)公開 - YouTube