ジョージョーの奇妙な映画生活

クラブワールドカップでの存在感は松木安太郎より上。サッカー元日本代表城彰二に似た顔を持つ映画ファンが、劇場最新作を中心に蹴り込みます!! エンタメ情報他、様々なオフサイドラインに飛び込みます。採点方式はガゼッタ・デロ・スポルトの基準!!※ちなみに当方サッカーファンではなく、大の野球ファンです。

青春は平日も週末もヒロイン。『幕が上がる』

 

 

どうもお久しぶりです!!

 

 

1週間程開きましたが、

劇場の新作はこまめにチェックしていたものの、

インターネットの調子が最悪で更新できずでした・・・

 

流石に携帯で書ける文量ではないですし、

いろんな画像とかは使っていきたいので、

どうしてもパソコンが手放せずです。。

 

 

なので一番最近みた作品から更新していこうと

思っております!!!

 

 

 

じゃあ早速!!

 

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『幕が上がる』

 

監督:本広克行
脚本:喜安浩平
原作:平田オリザ
出演者:百田夏菜子
              玉井詩織
              高城れに
              有安杏果
              佐々木彩夏
              黒木華
              ムロツヨシ
配給:ティ・ジョイ
上映時間 119分

 

 

「6点」

 

ストーリー

 地区予選敗退。最後の大会を終えた先輩たちに代わり、部長として富士ヶ丘高校の演劇部をまとめることになった高橋さおり(百田夏菜子)。「負けたらヤなの!」と部員の前で意気込むさおりだが、悩める日々が続く。どうやったら演技が上手くなれるの?演目は何にすればよいの?「わからないー!」
 そんな時、学校に新任の吉岡先生(黒木華)がやってきた。元学生演劇の女王だったらしい!美人だけどちょっと変わったその先生は、地区大会すら勝ったことのない弱小演劇部の私たちに言った。
「私は行きたいです。君たちと、全国に。行こうよ、全国!」
気迫に充ちたその一言で、彼女たちの人生は決まる。演目は「銀河鉄道の夜」、演出は部長のさおり。演じるのは、看板女優でお姫様キャラの“ユッコ”(玉井詩織)、黙っていれば可愛い“がるる”(高城れに)、一年後輩でしっかり者の“明美ちゃん”(佐々木彩夏)、そして演劇強豪校からのスーパー転校生“中西さん”(有安杏果)らの部員たち。吉岡先生と、頼りない顧問の溝口(ムロツヨシ)と共に、富士ヶ丘高校演劇部は、見たことも行ったこともない、無限の可能性に挑もうとしていた。

 

(ホームページより抜粋です。)

 

 

 

ももいろクローバーZ(以後ももクロ)のファンの方が見ると誤解もありますので補足ですが、

100点満点の換算で60点という訳ではありません・・

6点を平均的と考えてますので

物足りなさが残ったというだけでございます。。

 

 

 

この映画の感想を語る上で外せませんが、

僕はモノノフではありません。

 

アイドルが好きではありません(笑)

こういう書き方すると冷たくなってしまいますが、

モー娘。の初期の頃はテレビとかで聞いてたりしましたが、

やっぱりアイドルが増え過ぎたことと、

パフォーマンス的にどうなんですか?って

いう人たちが増え過ぎまして・・・

 

ですので、そういった方には失礼に見える表現があるかもしれませんので、

予めご了解いただけたらと思います(笑)

 

 

東京ドームだろうが国立だろうが武道館だろうが、

どこで歌うとかにも興味はありませんし、

逆に興味があるとすれば、

どこに向かって、何のためにアイドルという職業をしているか

という一点でしょうか。

 

 

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でも今のアイドルソングがなんか嫌なのは、

歌唱力がどうだとか以上に

一人称が、男だからでしょうか。

 

 

 

実は一度AKBのライブに行ったことがあります(笑)

昨年の中野サンプラザに友人の誘いもあって参加しました。

メンバーのほとんど&曲のほとんどを知らない失礼はありましたが、

全力で楽しむつもりで参戦してきました。

 

 

結果としては、

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キョトン。。

 

 

そんな感じの人間が

ももクロ全開の映画とどう対峙するのか・・・

 

 

 

結果としては、

もっといい映画できたよな〜ってことしか残らなかったです。。

 

 

今回この映画にあたっては、

青春映画アイドル映画

ってところなんでしょうけども、

そもそもアイドル映画って何でしょうか?

 

 

最近の多くの邦画は、

大半が意味合い的にはアイドル映画なんじゃないかと僕は思ってますが、

『幕が上がる』はアイドル映画としては素晴らしかったと思います。

 

 

というのも、

おそらくこのタイミングでしか切り取ることのできない

今のももクロは映っていましたから

逆にこれがアイドル映画なんだと教えてもらいました!

 

 

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最近の多くの邦画はただのクソ映画です(笑)

 

なんかあればすぐ走るでしょ?

走れば青春みたいな印象操作は何ですか?笑


僕等がいた 予告編 - YouTube

 

アイドル映画ではないんでしょうけども、

そう見えてもしょうがないね。

 

 

この作品の撮影のタイミングが数年ずれるだけで、

全く別の作品になってしまうというのは

ファンの方にはたまらないものとなっていると思います。

 

 

ちなみにアイドルとは全くご縁のない私が

ももクロの曲を初めて聞いたのは

モテキでしょう。

 

 

確かに初見の時は、

なんかわからないけどとにかく全力な感じが

今までのアイドルでは見たことなかったですから、

iPodにすぐ入れたと思います。

こんな汗だくな女子をそもそも見ない(笑)

ですがこれ以外は1曲もちゃんと聞いたことがないです・・・

 

 

ちなみにこの汗で額が見える感じ、

最近はシースルーバングって言うそうですよ〜

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今流行りだそうで、

なんか太眉も赤の口紅もこれも

昔にかえってる感じが流行るんですかね。。

 

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劇中でも流行りのシースルーバングみれますよ(笑)

 

 

僕はiPodに、

“映画音楽”なる如何にも壮大なオーケストラ的な音楽が

山ほどありそうなプレイリストがありますが、

主題歌とか挿入歌が結構入ってます。

映画音楽ってほどのものは入ってませんが、

サントラは結構あります。。

 

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iPhoneにも同じプレイリストあるので、

こんな感じですが、

『バック・トゥー・ザ・フューチャー』モテキ

混在するプレイリストって僕も困惑してますよ(笑)

もちろん「Johnny B goode」もあります。

 

そういう意味ではAKBも1曲だけありまして

『シュガーラッシュ』のエンディング曲が入ってます。



余談が過ぎました。

 

 

要は本当にももクロが何かなんてわからないんですが、

メンバーが抜けたりしてる簡単な経緯は知ってます。

先日、キネマ旬報で共演してたのは見ましたよ。

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なので、劇中のセリフが結構引っ掛かる部分は

こんな僕でもありまして、

こんなに説得力ある言葉を言えるのも

ももクロだけだろうと思えました。

 

 

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弱小演劇部に訳ありの先生が赴任してきて

全国大会を目指すという王道な物語なんですが、

運動部のように年に何回も大会がある訳でもなく、

たった1回のために1年をぶつけるほど

難しい部活であることは知りませんでした。

 

おそらく当事者にはそんな風に思えないでしょうが、

野球部に所属していた僕みたいなものからすると、

部活にかけるという意味の重さを考えさせられました。

 

それだけあの時って好きなものに真っすぐだったんだろうと

今は思います。

 

だから青春映画としても見れます。

 

 

おそらく色んな方がコメントしてますので

内容に関してあまり踏み込もうとは思いませんが、

僕なりに感じたのは

ももいろクローバーZという部活に所属している

5人の物語のように思えてきました。

 

小ネタとかは一切わからないので割愛します(笑)

 

物語の序盤は、

このノリが最近の所謂邦画臭いと思ってましたが(百田さんのナレーション)

有安さん加入後は急にセリフに重みがあって、

また銀河鉄道の夜」という結末なき物語を演じるということが

アイドルである自分たちのこれからにオーバーラップするようで、

感動的でした。

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僕がアイドルを職業とする人たちに興味があるのは、

なぜアイドルをやっているのかというところ。

 

これを見ても明確なものは得れないけれど、

言って見れば、

なぜ僕が野球をしてたかということ

大きく変わらないような気がしました。

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入口こそ「なんとなく」だったりするのは同じで、

ただ憧れを持ったのが

テレビの向こう側にいる高橋由伸かアイドルかの違いだったと

いうことなのかもしれません。

 

 

 

 

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???

 

 

 

僕にとってのアイドルです。

 

アイドルのファンに対しての偏見なんですが、

大人が無駄に作り込む部分が絶対にあると思っていましたが、

自分と重ねるための力技なんじゃないかと

解釈できました。

 

まだ偏見はありますね、ごめんなさい。

 

だからこそ応援できるというか、

なんとなくその気持ちはわかる気がしました。

 

AKBのライブでキョトンとしたのは、

ファンのナルシズムが強烈すぎたのでドン引きでしたが、

昔の青春に熱くなっていると思うとしっくりきます。

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ってまだなってますよ(笑)

理解は深まってます。

 

 

どこに向かっているかはわからないし、

なにがゴールなのかも余計わからない演劇部、

いやももいろクローバーZ

どこまで行けるし、何だってできるから

そういう境地の“今”を切り取った

まさにアイドル映画だと思います。

 

 

 

ここで終わればいいんですけどね。

 

 

 

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んなもんじゃ済まんよ??笑

 

 

ちょいちょい挟む無駄なボケはなんじゃい??

計り知れん、本広さんよ。

ファンの方がどう思っているかも気になりますが、

これから見る人のために言いますが、

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これが親ってボケいるか??

「真っ暗な客席で光る白い歯」って面白いか??

観客が誰も笑ってなかったけど

何が面白いか説明してよ(笑)

ネタバレは基本的に良くないと思いますが、

これはバラしてあげるほうが作品のためと思います。

 

 

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あと天龍ってボケもさぁ

ムロツヨシじゃなかったら何もないけど?

女子高生ファンのとかにウケる訳無いけど、

どうしましょうか??

 

自分をクドカンと勘違いしてるのか、

「踊る」がそういう次元でウケたからか、

虚しいですよ。

 

 

もっと言えば、

主人公のお母さんが清水ミチコっていうのは

どっちですか?

 

 

全部ティーンにはわからないし、

わかっても面白くない。

そういうのが全編にあるので正直キツいです。

普通に青春映画作ったほうが余程いい映画になりましたよ。

 

 

平田オリザさんについては恥ずかしながら

名前だけしか存じませんでしたので、

小説によくももクロを乗せたなという部分で

面白かったのですが、

非常に残念なコメディアンのせいで

冷めてしまう可能性は大アリです!!!

 

 

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サマータイムマシン・ブルースは面白かったのに。

ヨーロッパ企画さんの力でしょうね。

冒頭の台本燃やすシーンも何かわかりませんが・・・

 

 

というトータルで監督が違えばもっとよかったかもしれませんし、

監督がこの人でなければ作られることもなかったので、

まさに色んな“今”が見れます。

 

ファンの方はマストですね。

そうじゃなくても見る価値ありですが、

妙なハードルは設けないで下さい。

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幼児みたいな作品という訳ではなく、

あまりにも傑作みたいな情報が入ってくるので、

本質を読み取る必要がかなりある

という意味で良い作品だと思います!!

 

 

大したこと書けませんでしたが、

マイナスの要素が前に出過ぎです。。。


熱くなった青春に、

冷んやりとしたボケの数々のせいで、

ただいま平熱です。

 

ラストの場面では上手かったです。

これは是非銀幕で・・・

 

 

 


ももいろクローバーZの青春映画!『幕が上がる』予告編 - YouTube