ジョージョーの奇妙な映画生活

クラブワールドカップでの存在感は松木安太郎より上。サッカー元日本代表城彰二に似た顔を持つ映画ファンが、劇場最新作を中心に蹴り込みます!! エンタメ情報他、様々なオフサイドラインに飛び込みます。採点方式はガゼッタ・デロ・スポルトの基準!!※ちなみに当方サッカーファンではなく、大の野球ファンです。

《ゴスロリ》ガール・ミーツ・ガール。  『ワンダフルワールドエンド』

 

 

どうも、ご無沙汰しております。

 

 

いつの間にか、年も明けて1月も中盤でございます。

意外と暖かい日もあったりして体調崩さないか心配な

管理人です。。。

 

 

実は今年映画を全然みれておらず、

少しだけ忙しい日々を過ごしております。

 

 

と言いますのも、

初めて映画作りに関わらせていただいております。

ほとんど何もしてないんですけどね(笑)

自主制作の映画なので手作り感が凄くありますが、

こういった活動すらしたことがなかったので新鮮です。

 

 

特別、技術的なものは持っているはずもないので、

役者さんの使う衣装や部屋の装飾をしてます。

 

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これ私です、モザイク必要ですね(笑)

ズボンも劇中の衣装なのですが、

役者さんのサイズと僕のサイズ感が違いすぎて、

タイトな感じが恥ずかしいです。

 

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これも僕が使用感が出るように頑張ったものです。

ほうれん草靴墨を練り込んで、漂白剤で生地をいじめて仕上げていきました。

これ着て作業もしてます。。

靴下が見えてますが、これも僕です。

 

女性用タイツみたいな色履くなよ。

というお怒りもあるかもしれません。

自分の服の装飾からなんとかしましょうか。

失礼しました。

 

監督さんや助監督さんといろんな話をしました。

助監督さんとは「何がイケてるか」ってこと。

やっぱりモノ作りされてる方のこだわりは

ハンパじゃないんですが、僕も負けたくないです。

 

 

昔、雑誌でみたカッコイイ人の好きなモノのアンケート項目で、

 

好きなアーティスト:くるり

 

って書いてる人がいました。

なんかその人の写真とかもとにかくカッコよくて、

全身その人みたいになれたら

所謂、イケてる奴になれると信じてました。

 

ディテールとしては

Tシャツ・スニーカーの男がスタバでmacbookを駆使し、

それでいて好きなアーティストがくるりな人

僕の中でカッコいいんです(笑)

もちろん似合う人格になることが大前提ですが・・・

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いやいや、こんなに堀深くない(笑)

 

でも、こうゆうのが似合う人がカッコいいということは今でも信じてます(笑)

くるり」聴いてるやつはカッコいいと

勝手に脳内で変換されていました。

そういうのが僕には多いです。

 

例えば、僕の着てるアウターはモッズコートです。

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完全にこれの影響です(笑)

もう一目惚れでしたし、すぐにダウンコートは脱ぎました。

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カッコいいと思うものはとにかく吸収する、それが青春。

それが僕の考えです。

 

もしくは、これもです。

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死亡遊戯ですね〜。

 

そう李小龍ことブルー・スリーです。

彼の足下を支えてるのは日本発祥ブランド、オニツカタイガーです。


海外でも人気がすごい!「オニツカタイガー」のスニーカーが気になる - NAVER まとめ

 

ブルー・スリーが履いてるから僕も履いてます(笑)

ニューバランスは確かにカッコいい。

履きたい、でもみんな履いてる。

 

そんな時に、出会ったブルー・スリーとオニツカタイガー

さっきの作業中の靴も、もちろんオニツカタイガー

これで僕もカッコ良くなれると信じて・・・笑

 

そんな概念の話もしつつ

監督さんとはフラれた彼女についてずっと話してた気がします(笑)

 

脚本しかまだ読んでないのですが、

「あの時、彼女にフラれたこともこの映画に繋がってる」

って聞いた時には、みんな引きずって生きてるんだなと思いました。

僕もまだ抜けてないな〜とそういう時に実感します。

 

 

 

そんな日の帰り道、

イヤホンにはくるりがいました。

ありがとうございます。

 

たまたま「男の子と女の子」という曲を聞いてたのですが、

女の子の難しさについての歌です。


くるり 男の子と女の子 - YouTube

 

冒頭いきなり、

僕たちはみんないつもそうです

女の子の事ばかり考えてる

女の子はわがままだ よく分からない生き物だ

でも優しくしてしまう 何もかえってこないのに

 

 

男の子の考えることはみんな一緒なのです。

名曲ですし、ぜひフルで聞いてみいてください。

くるり最高、ありがとうございます。

ちなみにくるりで一番好きなのは「春風」です。


くるり 春風 - YouTube

ユーミンのカバーもあるんですが、両方最高です。


春風 / 松任谷由実×くるり - ニコつい

 

 

長々前フリ失礼致しました。

新作映画のお話をします。

 

とはいっても今年はまだ、「あと1センチの恋」しかみれてません。

 

男子は見ちゃいかん!!! 『あと1センチの恋』 - ジョージョーの奇妙な映画生活

 

ですので今日ご紹介する映画も公開は明日なんですが、

昨年イベントで鑑賞してきた作品です。

 

 

『ワンダフルワールドエンド』

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ワンダフルワールドエンド  上映時間 82分
監督・脚本:松居大悟

音楽:大森靖子

出演者:橋本愛

    蒼波純

    稲葉友

    利重剛

    町田マリー

    大森靖子

配給:SPOTTED PRODUCTIONS

 

「6点」

 

サッカーの採点方式ですから、厳しいとかじゃないですよ!

 

昨年のTAMA CINEMA FORUMの舞台挨拶付きのもので

鑑賞させていただきました。

実際の橋本愛ちゃん、可愛かったです。

まさかのゴスロリの服でしたし。


橋本愛がゴスロリ少女に!『ワンダフルワールドエンド』が先行上映 - シネマトゥデイ

 

 

ストーリーとしては、

 

これが公式サイトに記載されているものです。

全く何かわかりません(笑)

 

全く売れないアイドルとその追っかけが距離を縮め、

2人の女の子はそれ故に微妙な距離感になり、

さてどうなるか??

 

 

みたいな話です(笑)

正直言って、“あらすじ”というあらすじはなかったように思います。

イメージとしてすごくわかりやすいのは、

ゴーストワールドかなと思います。

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ゴースト・ワールド - YouTube

 

あのスカーレット・ヨハンソンソーラ・パーチのお話です。

こちらも周りと合わない2人の独特な生活を描き、

ラストの余韻がハンパない作品です。。

 

 

これが多少のネタバレになる可能性があるので、

わかるかたはごめんなさい状態ですが、

要は、

世間とは距離のある2人のお話

って感じです。

 

 

アイドルも戦国時代ですから、

劇中に出てくる橋本愛みたいな地下アイドル的存在も

たくさんいるんだと思います(紹介文ではモデルとありますが)

 

なんとか売れようとファンを作るべく、

ネット配信で繋がってみたり・・・

所謂ツイキャスみたいなことです。

 

差別化して自分の存在を世に出していくものの、

需要は出ない毎日。

そこに現れたファン・蒼波純ちゃんと少し接触を取り始め、

一緒に住んでみたり・・・。

 

この橋本愛ちゃんは彼氏と同棲してたりする役柄で、

売れたい気持ちと現実のギャップがすごいある子です。

そんな3人で奇妙な生活を始めるんです。

 

橋本愛の役柄に近付くべく、とことん真似をする蒼波純。

彼氏までをも食いにかかる、1ファン。

設定上確か13歳。

橋本愛も拒否をしつつ、なぜか心を奪われて・・・

 

とにかく文章が散らばる物語。

 

何が何やら。

 

これがみている時のテンションです。

なのでとりあえず予告見て下さい!


映画『ワンダフルワールドエンド』予告編 - YouTube

 

ただ、音楽のポップさがやっぱり気になる!!

大森靖子の曲が所々で使われています。

 


大森靖子「イミテーションガール」MusicClip - YouTube

 

いろいろ調べていただくと良いと思うんですが、

曲の触れ幅がすごいって印象です。

結構前に名前だけ聞いた事があったんですが、

映画にはかなりフィットしてました。

 

というより、

PVが先にあって映画作ったらしいです。

なんか異様に持ってかれます。

中毒性のある感じといいますか・・・

 

 

それと前フリを長めに書きましたが、

あの若かりし頃のアイデンティティって憧れからの影響が強くて、

僕も劇中の蒼波純ちゃんもきっと同じだと思います。

 

なにかになりたくて。

なにか武器が欲しくて。

なにか鎧をまといたくて。

 

そうするうちに世間に溶け込んでいける人と、

全く別の次元にいく人とがいると思います。

 

僕は「GO」の窪塚がかっこいいと思ってます。

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2011-0115 - YouTube

 

僕が年に1回は必ず見てる映画です。

見た事のある人、もしくは予告を見てもらうとわかりますが、

在日朝鮮人であることで社会にぶち当たる青年が窪塚です。

人種とか関係なく、

カッコいいと思うことを、真っすぐやるだけ

ってスタンスの窪塚に惹かれます。

 

“普通”が何かはわかりませんが、

自分を持つ事がなぜか“普通”からズレることがあると思います。

「GO」は“ズラされた”価値観への抵抗という意味で、

本当にカッコいいし、自分もそういう人間でありたいと思わせてくれます。

軸のある人間といいますか・・・

 

 

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“円の外には手強い奴らがいっぱいいる、ぶち破れそんなモン。” 

 

原作も最高です。

 

GO (角川文庫)

GO (角川文庫)

 

 

 

 

 

橋本愛と蒼波純、

この2人の感覚がどうかはわかりません。

 

僕がティーンだった頃(笑)、

パケットし放題が普及し、ネットがいつでも使える環境が整いつつありました。

個人的にブログをする人、きっと芸能人とかの影響だと思います。

そうして自己表現する場を持ってしまった為に、

現実の人格とのギャップがある人がいました。

 

境目にいたからこそ余計に感じました。

ネットに走る人、走らない人。

おそらく今は依存せざるを得ない環境に来てると思います。

世間がどこなのか、普通が何か、自分とは何か。

 

そうして共通理解のある人たちは繋がり、

新しい世界が広がっていく。

今の社会の良いところでもあり、難点なところ。

 

 

だからこそ、この物語の結末の2人はどこへ行ったのか。

おそらく僕たちとは全く別の次元へ行ったに違いない。

 

ラストの疾走感、強烈なインパクトでした。

あのラストを見るために、というぐらいの価値はあると思います。

若さとはこういうものだったかなと、

しみじみしてるようじゃ僕もおじさまの仲間入りです。

それともゴーストワールドもそうなんですが、

女子の独特な世界観だからこそ男には理解できないのか??

 

 

難しく考えてきましたが、

そのテンポに是非乗っかってみて下さい!

乗れなくても大丈夫。

 

 

 

 

それはきっとあなたが社会に馴染んだだけ。

 

 

 

阪神淡路大震災から20年。

当時3歳で地震にあった僕も、いつのまにかブロガーです。

まだまだジャブを放っていきたいです。