ジョージョーの奇妙な映画生活

クラブワールドカップでの存在感は松木安太郎より上。サッカー元日本代表城彰二に似た顔を持つ映画ファンが、劇場最新作を中心に蹴り込みます!! エンタメ情報他、様々なオフサイドラインに飛び込みます。採点方式はガゼッタ・デロ・スポルトの基準!!※ちなみに当方サッカーファンではなく、大の野球ファンです。

ファンモンの「ヒーロー」はforリーガン!?『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 

 

 

さあさあ、

ついにアカデミー賞関連の作品のレビューとなりました。

 

 

連投になるかと思いますが、

まずは作品賞のこちらから書いていきます!!!

 

 

f:id:jojoreview:20150419150532j:plain

 

 

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 

 

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
   ニコラス・ジャコボーン
   アーマンド・ボー
   アレクサンダー・ディネラリス・Jr
出演者:マイケル・キートン
    ザック・ガリフィアナキス
    エドワード・ノートン
    エマ・ストーン
    エイミー・ライアン
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集:ダグラス・クライス
   スティーヴン・ミリオン
配給:20世紀フォックス

 

 

ストーリー

映画シリーズ終了から20年、

今も世界中で愛されているスーパーヒーロー“バードマン”。

だが、バードマン役でスターになったリーガン(マイケル・キートン)は、

その後のヒット作に恵まれず、私生活でも結婚に失敗し、

失意の日々を送っていた。

再起を決意したリーガンは、レイモンド・カーヴァー

「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、

演出と主演も兼ねてブロードウェイの舞台に立とうとしていた。

ところが、代役として現れた実力派俳優のマイクに脅かされ、

アシスタントに付けた娘のサムとは溝が深まるばかり。

しかも決別したはずの“バードマン”が現れ、彼を責め立てる。

果たしてリーガンは、再び成功を手にし、

家族との絆を取り戻すことができるのか?

 

ホームページより抜粋

 

 

 

「7.5点」

 

 

 

 

 

 

ズバリ面白かったです(笑)

 

 

実は公開から1週間のうちに2回鑑賞しています。

 

というのも

1回目の初日、

ユナイテッドシネマとしまえんさんでの鑑賞でしたが、

スケジュール的にかなり無理矢理に行ってしまったためか、

開始15分で早くももよおしてしまい、

でもどこでトイレに行って良いかわからず、

結局頭が真っ白になるまで我慢を重ね、

挙げ句にラスト5分ごろで本当にトイレに行きました(笑)

 

 

f:id:jojoreview:20150422013405j:plain

そう、映画の尺が悪いんじゃない。

自分のコンディション不良を理解しながらも

コーヒーを飲んでしまった私が悪いんです。。

初めて失禁するかと思うくらいで、

こればっかりは予期せぬ膀胱でございました。

 

 

 

そのため、

内容が映画を見ていて初めて全く覚えておらず(笑)

みたいな結果でしたので仕切り直して

渋谷シネマライズさんにて鑑賞してきました!!

f:id:jojoreview:20150422012345j:plain

 

上にバードマンがいるっていうのは

内容に則していてカッコイイです、ほんとに。

 

W杯終了後、

帰国するザッケローニを見送りにいった

長谷部と内田くらいの愛情感じましたよ。

 

久しぶりのサッカージョークです。。。

 

 

 

で、内容に関してなんですが、

ホームページのストーリー紹介が結構わかりやすかったので

ぜひ参考にしてみて下さい。。

 

 

f:id:jojoreview:20150422014220j:plain

主人公のリーガンはかつて「バードマン」として

一世を風靡したのであったが、

それ以降役者としてのヒット作はなく、

舞台人としてリスタートしようとするところから

物語は始まります。

 

 

日本でいうところの一発屋ですから

f:id:jojoreview:20150422014534j:plain

坂野さん然り。

 

 

役者さんだと

本当に失礼ながらパッと思いついたのは

f:id:jojoreview:20150422015257j:plain

宮地真緒さんでございます。

朝ドラの時はもっと勢いもあり国民的といっても過言ではなかったと思いますが、

ドラマウォーターボーイズのヒロインだったことは

友人役の香椎由宇

次のシリーズの石原さとみに食われてしまってて、

最近は方向転換が激しすぎる印象があります。

 

 

あまちゃんでおなじみの能年ちゃん

ちょっとこの臭いがするんですが、

なんとか生き残ってもらいたいです!!!

 

 

世間は水物なのでどうしても

こういう現象は起こりますし、

まさに「バードマン」の主人公はもっとワールドワイドに

そんな感じだったんだと思います。

 

 

f:id:jojoreview:20150422020809j:plain

実際のマイケル・キートンにもそんな感じで言われますが、

近いものはありますね。

で、舞台俳優として再びスターダムに上がろうとします。

主演・脚本・演出と必死になるものの

役者のレベルが追いつかず苦戦。

 

 

f:id:jojoreview:20150422020843j:plain

そこで現れたのがエドワード・ノートン扮するマイク。

本物の役者の出現でリーガンも歓迎するが、

f:id:jojoreview:20150422021231j:plain

舞台では勃◎してしまうし、

娘と落ちるし・・・

f:id:jojoreview:20150422021336j:plain

厄介すぎるやつを招いてしまった訳です。

 

 

娘のキム役は前回の記事で

大好きな女優さんであるとカミングアウトしました

エマ・ストーンでございます。

f:id:jojoreview:20150422021520j:plain

その肘と膝の間に僕を置かせて下さい。ねっ。

リーガンのマネージメントをしているんですが、

一発屋の父親との確執もあり

ドラッグに浸っていた設定があります。

 

あとは売れない女優にナオミ・ワッツがいたり

ハングオーバーのあいつがいたんですが、

こんな雰囲気も出るんですね!!

f:id:jojoreview:20150422022349j:plain

 

 

f:id:jojoreview:20150422022254j:plain

こっちですけどね、イメージは(笑)

 

 

作品の肝であるリーガンの二面性です。

『バードマン』としての過去の栄光と

現実にぶつかり続ける男なんです。

f:id:jojoreview:20150422022816j:plain

幻聴のようにかつての自分の声(バードマンの声)が

どこかから聞こえてくる毎日。

こんなはずじゃないと過去の自分が訴えかけてきます。

 

f:id:jojoreview:20150422023609j:plain

なんかHGの今を見ているようで・・・

一発屋から漫才師になる過程みたいな感じです。

 

 

だから余計に奮起するのだが、

評論家に「俳優ではなく、有名人」と酷評される始末。

舞台と映画にはそれなりの価値観の違いはあるでしょうね。

 

 

脱却のために体を張るんですが、

それがかの有名なシーンです!

 



ドラム音までいい感じですが

このシーン残念ながら探しきれませんでした・・・

パロディはすぐ見つかるんですけどね。

 

ちなみに


Birdman Spoof - Oscars 2015 - Neil Patrick Harris ...

 

今年のアカデミー賞でもこれが話題になりまして、

ドラムのところでは『セッション』のパロディまでやってます。

しかも『セッション』の主役(笑)

 

 

そうして初日を迎えるリーガンの運命とは・・・

副題である『あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡』を起こします。

ここからは是非劇場で♪♪

 

 

とにかくワンカットが素晴らしい!!!!

上手く繋いでるのですごい計算がされているかと思いますが、

リーガンの葛藤の数日を面白く追えましたし、

これは見てもらいたい!!

 

オープニングから最後まで

ドラムのカッコ良すぎる音楽がひたすら流れてます!!

これがいい味出してます。

 

 

f:id:jojoreview:20150422031753j:plain

あとはラストの解釈なんですが、

娘が元薬中っていうのが効いてて丸投げ状態ですが

僕の中ではこうであって欲しいっていうのがありますし、

カッコイイっすマイケル・キートン

 

 

アカデミー賞では主演男優賞を逃しましたが、

『博士と彼女のセオリー』エディ・レッドメインより

僕はマイケル・キートンの方がよかった気がします。

途中役所広司にも見えましたが(笑)

 

『博セオ』も後日レビュー書きます、

もうハカセオです。

 

 

ぜひとも劇場で見てもらいたい作品です!

見所は

①ワンカットで体感できる主人公の二面性

②ドラムロールのクールっぷり

③ ブラックコメディ的なのに批判じゃない!

 

 

 

ちなみにこの作品を見ている最中に

FUNKY MONKEY BABYSの「ヒーロー」が頭をよぎりました。

毎日サラリーマンとして家族を守る父親を

“ヒーロー”として歌詞に乗せてるんですが、

エマ・ストーンにとってのヒーローであって欲しいなと思う

ラストでした!

 

 

そんなヒーローのジャケットは奇しくも日本の“バードマン” 



 時代がちょっと違えば、

こいつがジャケットだったに違いない!!!

f:id:jojoreview:20150422032743j:plain

頑張れ、全世界の親父たち!!!!

 

ではでは〜


映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』日本版予告編 - YouTube

美人な細木数子には気をつけろ!! 『マジック・イン・ムーンライト』

 

 

ご無沙汰しております。

4月も中旬に差し掛かっておりますが、

いかがお過ごしでしょうか??

 

 

韓国のセウォル号の事件から丁度1年らしいですが、

この1年の経過が早過ぎて、

今の時期だったかな〜って思ったりしますが、

いかがですか?

 

広島の空港でも事故が起きましたし、

災難は次々に起こりますね。

 

 

つい先日こんな予言を聞きませんでしたか??

その翌日、何も起きませんでしたが

これを結構言われることが多くて多くて・・・・

 

 

言わせてもらえば

知らんがなの一言なんですが、

もしこの予兆なり予言が世の中にあったとしたら・・・

 

f:id:jojoreview:20150416154406j:plain

こいつの予言が

もし正確なものだったとしたら・・・笑

 

 

f:id:jojoreview:20150416160043j:plain

もしこんな相手のことを読めるやつがいたら・・・

 

 

 

日本には彼らがいますね。

f:id:jojoreview:20150416160521j:plain

f:id:jojoreview:20150416160848j:plain

 

そして3代目が

f:id:jojoreview:20150416160621j:plain

 

っていう系譜が仕上がりつつあります。

もはやBrothersです。

嘘か本当かは実際のところわかりませんが、

すごい当たる見たいですね。

何が見えてるのかは想像もできませんが。。。

 

 

僕も実は手相占いをしたことがありまして(笑)

f:id:jojoreview:20150416161637j:plain

まさにこんな感じでした。

 

新宿の父みたいな人でしたか。

いろいろ言ってもらったのですが

ひとつ絶対引っ掛かることがありましたよ。

f:id:jojoreview:20150416161910j:plain

 

実際に書いてもらったものですが、

「21、22、23大殺界」って書いてもらってて

これについて結構聞いてみたんですが

「25くらいから良くなりますよ〜」って言ってたんですよ。

 

 

f:id:jojoreview:20150416162123j:plain

いや

だいたいみんなそうですよね?笑

 

そんな統計的なこと言われましても、

どこを信用すればいいんですか!!??

 

自分次第ですが、

言ってみれば騙されてるかもしれません(笑)

それが魔法ならいいんですが、

マジックにトリックはありませんからね〜。

 

ですがもし魔法が実在していれば

大小あるかもしれませんが

救われるものも多くあるはずですよね。

 

個人なのか地域なのか人類なのか・・・

そんな魔法に関する映画かもしれません、今日は(笑)

 

 

f:id:jojoreview:20150415035016j:plain

 

『マジック・イン・ムーンライト』


監督・脚本:ウディ・アレン
出演者:コリン・ファース
    エマ・ストーン
    マーシャ・ゲイ・ハーデン
配給:ロングライド
上映時間 97分

 

 

「6点」

 

 

ストーリー

 頭が固くて皮肉屋のイギリス人男性スタンリー(コリン・ファース)は、中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びる天才マジシャン。そんなスタンリーが友人の依頼を受け、ある大富豪が入れあげているアメリカ人占い師ソフィ(エマ・ストーン)の真偽のほどを見抜くために、コート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。
 ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、スタンリーに"東洋のイメージが浮かぶ"などとあっと驚く透視能力を発揮。この世に魔法や超能力なんか実在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまう。しかし素直に想いを打ち明けられない2人の行く手には、大波乱が待っていた。はたして悲観主義者のマジシャンと楽天主義者の占い師のもつれにもつれた恋を解きほぐす“魔法とトリック”は存在するのだろうか……!?

 

 

ホームページより抜粋

 

 

ウディアレン作品、

実は劇場では初めてとなりました!!!

 

なかなか名作と呼ばれるものがDVDでしか見る事ができず、

丁度ウディアレンの作品を見始めた頃には

ミッドナイト・イン・パリがDVDでレンタルされてましたから・・・

 

 

ラブストーリーは好きなんですが、

中々ウディアレンのものを理解出来ずあまちゃんでした)

特に、かなり前に見た

『ギター弾きの恋』『ラジオデイズ』がピンと来なかった

記憶があります。

 

その後かなりの年月が経ち、

ハンナとその姉妹を見てからは

印象が全く違う監督に感じました。

 

 

f:id:jojoreview:20150415040112j:plain

『マンハッタン』はお気に入りの1本です!

 

 

そんなウディアレンなので

もちろん期待値は高かったです。

 

 

エマ・ストーンも出てますよね〜

可愛いっすよね〜

 

 

f:id:jojoreview:20150415040252j:plain

 

エマストーンと言いましたら、

『ヘルプ』『ラブアゲイン』が可愛過ぎて・・・

 

 


85th Academy Awards Nominations with Seth ...

なんでこんなに声がガラガラなのかはわかりませんが、

それがプラスに働いている女優さんだと思います。

歌なんかも歌ったりするそうで、

個人的には“たまらない”女優さんです!笑

f:id:jojoreview:20150416151851j:plain

 

「たま」しか見えてないのは罪ですね(笑)

 

ちなみに『バードマン』も劇場で鑑賞済みなので、

アカデミー賞絡みの作品の感想も

次の更新で書きます!!!

f:id:jojoreview:20150416152335j:plain

 

 

 

で、『マジック・イン・ムーンライト』ですね。

 

ひとりのマジシャンの皮肉溢れる恋物語

それだけって感じです(笑)

 

 

コリン・ファース演じる世界的マジシャンの男が

予言を次々に的中させる美人占い師のトリックを解くために

イタリアへ向かうお話です。

エマ・ストーンはアメリカ人役なんでややこしいですが。

 

f:id:jojoreview:20150416174338j:plain

 

そもそも人を信用しないマジシャンが彼女に出会い、

超能力自体を否定していたのだが完璧にその常識を覆され、

さらには彼女に落ちてる始末です。

 

f:id:jojoreview:20150416181325j:plain

こんなの当然信じていません。

答えたまえ〜って霊に訴えかけて返してくるなんてって

トリックありきのマジックを考える主人公からすれば

アホらしいのは当然です。

占い師なのか霊媒師なのか。

 

 

 

ですがことごとく当たり続け、

自分の過去までも当ててしまった占い師に

遂に信じ込んでしまう主人公。

1920年代っていう時代設定ですから、

どんなに有名であろうと

ググれないし、wikipediaもありませんから。

そんでもってやたらにアツい視線

f:id:jojoreview:20150416181712j:plain

これはナオミ・ワタナベですが。

 

 

f:id:jojoreview:20150416180852j:plain

 

確かに可愛いですよ。

しかもエマ・ストーンも言いよって来る感じで、

f:id:jojoreview:20150416181946j:plain

未来の見える美女が言いよってきたと思うと、

そりゃ英国王だってオチますよ。

f:id:jojoreview:20150416181054j:plain

この映画全然面白いと思えない僕ですが(笑)

 

 

話のタネを話すのは

正直これ以上してしまうと面白くありません(笑)

なんとなく話始めるとアウトな感じがします。

 

 

f:id:jojoreview:20150416175507j:plain

前作がブルージャスミンで、

これがブラックユーモアというか皮肉というか

いろんな意味で笑えました!

 

 

僕はこれに近い話だったんじゃないかな〜って

考えているんです。

ラストもハッピーエンドに見える方がいるかもしれませんが、

僕には完全な皮肉に見えて笑えてしょうがなかったぐらいです。

 

 

だいぶ文字にするとクサい表現にはなりますが、

皮肉屋の世界的マジシャンが

恋というマジックに否定しながらも掛かってしまい、

その魔法が解けず現実から遠ざかっていくラストに見えて、

これは男版ブルージャスミンであり、

悲しき男の悲哀のような皮肉が込められている気がしました(笑)

内容は違いますが・・・

 

 

そういうラストをどう見るかな映画だとは思いますが、

ウディアレンがそもそもストレートなハッピーエンドを

作る人とは思えません(笑)

f:id:jojoreview:20150416180614j:plain

日頃からかなり面倒なタイプだと思いますし、

だから面白い映画の撮れる人なはずです。

 

 

ラストラストばかり言っていますが、

ストーリーとかは別に大したことがありません(笑)

そこは残念です。

 

DVDでもこの作品は良いかもしれませんが、

ウディアレンの作品が少しでも好きな方は

劇場で見られても良いんじゃないでしょうか???

評判があまり良くはありませんが、

個人的には楽しめた1本です!

 

 

ウディアレンにはまだまだ現役で頑張ってもらって、

劇場でぜひ僕も見たいです!!!

 

ちなみに、

ウディアレンと言えば音楽も素敵ですが

知り合いの方の家にこれが置いてあって

オシャレだな〜と思った次第です。

 

Music from Manhattan to Midnight in Paris

Music from Manhattan to Midnight in Paris

 

 

 

 

ではでは!


映画『マジック・イン・ムーンライト』予告編 - YouTube