ジョージョーの奇妙な映画生活

クラブワールドカップでの存在感は松木安太郎より上。サッカー元日本代表城彰二に似た顔を持つ映画ファンが、劇場最新作を中心に蹴り込みます!! エンタメ情報他、様々なオフサイドラインに飛び込みます。採点方式はガゼッタ・デロ・スポルトの基準!!※ちなみに当方サッカーファンではなく、大の野球ファンです。

サッカーだっていいんだ、しかし今日は音楽にしよう!!! 『はじまりのうた』

 

 

 

実は興奮冷めやらぬままこのブログを書くこととなりました。

理由は後ほど・・・

 

昨日は、

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R-1でじゅんいちダビットソンが

優勝しました。

 

 

応援していたわけではありませんが(笑)

 

サッカーネタ(本田選手)を軸足としたダビット兄さんが、

お笑いのフィールドで活躍されてます。

僕も城選手の顔に似ている事もあって、

こういったブログ始めた訳ですから、

そういう風に

楽しめる形を変換して作品の魅力をお伝えできたら

思っております!

 

 

そういうことは結構考えることで、

「映画を見る」という行為の妙な敷居の高さ

ずっと気になってます。

 

 

城選手に似ているだけで、

大学の3年秋までずっと野球と真剣に向き合ってきました。

ただ中学生くらいのときに

金城一紀さんの小説を読んでいたんです。

 

金城一紀さんといえば

『GO』『フライ・ダディ・フライ』などが映画化され、

青春ものが多い作家さんだと認識しています。

登場人物にかっこいい奴が絶対出てきます!

 

そう思うキャラクターは必ず映画を見ています!!

物知りのキャラクターがかっこいいんです(笑)

 

そういうのを読むと、

「野球だけの自分はかっこ悪い」「映画を見なければ」

そう思うようになりました(笑)

 

 

だから僕が映画を見るのは、

たぶん映画を見てるやつはかっこいいって思想

心のどこかにあるからだと思います。

不純ですみません、でも事実です(笑)

 

映画をやたらに見てる野球小僧。

僕はそれがかっこいいと思ってます(笑)

 

野球だけだった日常に間違いなく変化はありましたし、

それだけでも毎日に意味を持たせることができる

信じてます。

 

 

そうはいっても、

外野から見れば「映画を見る」ことはなぜかインテリっぽく、

また映画を語るやつほどインテリ臭のする人が多い感じがして、

正直入りにくい部分がありました。

 

そもそも、そんなやつの話は面白くない(笑)

見てもないから伝わりづらい上に、

誰の○○なんて話が通用する訳が無い。

 

内輪でしか盛り上がれないイメージが強く、

現に映画好きは映画好きの前でしか力を発揮出来ない現状は

少なからずあると思います。

 

 

ゴダールがどうだ、

カサヴェテスがどうだ、

デ・パルマがどうだ、

そんなことは映画好き以外にとってはどうでもいい!!

 

 

僕の入口はそんな感じでしたから、

未だにレジェンド的な監督の作品は

全然網羅できてません。

僕は映画がそんなに好きでもない人に感動してもらいたいし、

そんな人と映画の話がしたい!!!

だから面白ければそれでいいと思うし、

無駄なインテリ臭なんてなくなればいいと思ってます。

 

 

そんなことを考えてると、

映画解説者の中井圭さんがこんなツイートしてました。

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まさしくです、同意します。

気楽に映画の話でもできる日常があれば、

もっと面白い世界は広がると思うんです。

 

外野から来た僕としてひとつ引っ掛かるのは、

映画の評論家みたいな人たちが

堅苦しい映画論を繰り広げていることが目立ち過ぎているため、

裾が広がっていかないんだと思いますけど(笑)

 

中井圭さんの活動は素晴らしいですが、

結局のところかなりの映画ファンじゃないと

参加もしなければ知る由もない。

トークショーや企画に参加する事も無い。

あんなに面白くとも、映画ファンにしか向いてない。

仕事上仕方ないにしても。。。

 

中井さんを批判したいというのではなく、

映画ファンの無愛想っぷりが招いた必然の結果であり、

気楽に見れないのは外側を巻き込もうともしない

映画ファンの独りよがりだと僕は思ってます。

 

町山さんも宇多丸さんも本当に面白い。

でもそれらを閉じ込めているのは映画ファンではないですかね??

 

敷居が下がる事を恐れるのではなく

僕みたいなバカが映画を語っても良い土壌がもっとあれば

いいな〜なんて思います。

 

女性の映画好きは多いですが、

男性の映画好きは大半がオタク。

それじゃつまらない。

 

だからブログでは突き進みますよ!!

映画好きじゃなくとも、

サッカーが好きな人、読書が好きな人、

ラーメンが好きな人、そして音楽が好きな人

いろんな人が楽しめる映画だと思います!!

 

これです!!!

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『はじまりのうた』

 

監督:ジョン・カーニー

製作:アンソニー・ブレグマン
   トビン・アームブラスト
出演者:キーラ・ナイトレイ
    マーク・ラファロ
    ヘイリー・スタインフェルド
    アダム・レビーン
    ジェームズ・コーデン

配給:ポニーキャニオン

 

 

「8点」

サッカーで言えば、2ゴール1アシスト。

野球で言えば、2安打4打点。

 

そのくらいのインパクトのある映画でした!!

 

 

ストーリー

ミュージシャンの男と恋を育むソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、男の浮気されひどく落ち込んでいる。友人のライブに連れ出され、そこで曲を披露する事に。

一方、かつて一世を風靡したプロデューサーであるダン(マーク・ラファロ)は、レーベルや音楽界の在り方にケチをつけクビにされる。飲み歩いた先でグレタの歌声と出会い、彼女を売り込もうと口説き落とす。

お金もなくNYの街中で曲をかき鳴らし、ひとつのアルバムを作る過程を描いた音楽映画である。

 

 

 

オープニングから最後まで、

とにかくカッコイイ映画でしたね。

ここまでとは言いませんが、

冒頭はこの映画みたいな感じでした。


Reservoir Dogs Opening Titles [Full HD] - YouTube

 

そういうことではないんですが・・・(笑)

みてもらった方はわかると思います。

 

 

で物語の展開として

キーラ・ナイトレイがバーで

演奏しているところまでの経過を

うまく見せながら

この男女がどういった想いで音楽と向き合っているのか

わかっていく感じです。

 


Keira Knightley - A step you can't take back - YouTube

 

 

このシーンですね。

このシーンまでにきっちりお互いの

過去がわかるようになってます。

 

マーク・ラファロの頭の中でのアレンジが

流れ始めた瞬間のサブイボったら

ジャージー・ボーイズ以来でした。

 

これは劇場で体感しないと勿体ない!!!

 

 

そういうサブイボなシーンが

この映画盛りだくさんです。 

サブイボって関西人も最近は使わなくなって来ましたが

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です。

ナインティナインの矢部さんも

やべっちFC」で結構言ってますね。

 

 

グレタの彼氏がミュージシャンとして成功し始めて、

その成功と共に自分の存在が薄れ、

彼氏は別の女と落ちてしまってみたいな・・・

 

この彼氏がmaroon5、ボーカルのアダムです。です。

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maroon5に関しては、

日本で流行り始めたころラジオで

「make me wonder」が流れ過ぎててあまり好きになれず、

最近になって海外ドラマのgleeから聞くようになりました。

 


Glee - Misery (Full Performance) (Official Music ...

 

「misery」が猛烈にかっこよくて、

そこから「make me wonder」も聞けるようになりました(笑)

ちなみにgleeで一番好きなカバーは


GLEE - Raise Your Glass (Full Performance ...

 

P!NKの「raise your glass」です。

gleeもシーズン3までは面白かったんですが、

それ以降が全然で見れてません。

今回はYoutubeのリンク貼りまくって

重くなるかもです・・・・

 

 

彼氏とは音楽で通じ合っていたグレタが、

落ち込みまくって歌ったのがさっきの動画の

「A Step You Can't Take Back」です。

 

 

そこに居合わせていたマーク・ラファロ

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ハルクです。

 

 

マーク・ラファロの役柄は、

90年代のヒップホップを支えグラミー賞を獲得した

プロデューサーといった感じで、

そういうものの流行りも過ぎ、

良い音楽を世に送り出したい気持ちとビジネスの天秤が

はかれず会社をクビになった男って感じです。

奥さんと娘とは別居状態で

映画的には好まれるクズです(笑)

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その男・ダンがグレイをスカウトして

アルバムを作っていきます。

お金がないためスタジオではなく、

街の雑踏の中で録音してみたり、

その音楽に酔いしれます。

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劇中歌がどれもよくてサントラが欲しいんですが、

昨日新宿のCDショップ何件か回っても

全部売り切れでした(笑)

確実に多くの人に響いてるのかなと思います。

 

 

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中でもこの映画で好きなシーンは、

グレタとダンが

街中でお互いの好きな音楽を別々のヘッドフォンで

聞くシーンです。

 

 

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スプリッターというそうですが、

漫画喫茶以外で見た事を僕はありません(笑)

 

 

ここは何回も見たいくらい最高でした。

マーク・ラファロが別居中の奥さんと

昔デートしているときにやってたみたいな話で、

「どんだけおしゃれやねん」って

ツッコミしか出なかったです。

本物です。

 

マーク・ラファロがポツリとこぼすんです。

「平凡な風景が意味のあるものに変わる。

陳腐でつまらない景色が美しく光り輝く真珠になる。

音楽でね。」

 

そこは音楽の作り手であろうと、

聞いてる僕たちだろうと、

共通のことだと思うんです。

 

音楽聞かねーよって人はスルーして、

いつも耳元で聞こえてくる音の数々が

どれだけ目の前の景色に色を足してくれているか。

 

この映画のメッセージでもあり、

登場人物たちにとっての「音楽」

表している言葉だと思います。

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このアルバム作りが彼らの“再スタート”となる映画が

『はじまりのうた』です!!!

キーラ・ナイトレイは自身の傷を癒し、

マーク・ラファロは音楽畑の人間として、ひとりの男としてのリスタート。

 

歌がミュージカルのように日常を表現して、

大満足の映画でした!!!

音楽映画の中でも

これは胸がアツくなる作品なのは間違いない。

 

 

そして実は今日もサントラを探しに渋谷を物色していたのですが、

またもやない!!!

 

今回は輸入のデラックス版が欲しいんですが、

売り切れ続出で困ってます。。。

初めて劇場で見た作品のサントラを買いたくなったのに、

みんな同じ衝動にかられてるんでしょうか(笑)

渋谷のタワレコにないことなんてあるんですか??

 

 

でムカっとしてた気分も晴れず、

渋谷シネクイントでもう一回見てきました(笑)

 

昨日は新宿ピカデリーでみたんですが、

やはり客層が違うからか反応が違うかったのが印象的でした。

シネクイントさんの方が観賞後の雰囲気・反応が

かなりよかった気がします。

 

全国10館スタートっていうのが理解できないくらい

素晴らしい作品だと思います。

 

『ONCE  ダブリンの街角で』より断然こっちです!!!

 

 

2日連続、開始20分で骨抜きにされました。

今、背骨がありません。

 

iTunesでもアルバムが購入できます。

ですがこのCDは本当に欲しい!!!!

 

 

これは1ドルで販売してくれてたら、

粋だな〜って思いましたけどね(笑)

 

映画も音楽や漫画みたいに、

こんな映画リストみたいなものを作って、

この人はこんな映画、あの人はあんな映画みたいに

気軽なものとなってほしいです。

そんな日が1日でも早く来ることを願うばかり。

 

 

早くサントラが欲しい管理人でございます。


『はじまりのうた』予告編 - YouTube

 

 

追記(2/14更新)

サントラ探しに計3日かけました(笑)

練馬区在住ですが、

横浜のビブレにありますタワレコでやっと購入できました(笑)

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聞き込みます。