春の陽気、男はグッとくる。 『グット・ライ いちばん優しい嘘』
ご無沙汰しております!
4月も下旬に差し掛かり、
外も一気に暖かくなってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか??
僕は、ただいま朝ドラ「ごちそうさん」にハマっております(笑)
何クール前なのかもわかりませんが、
DVDで追いかけております!!!
高畑充希目当てに見てましたので、
内気な女の子がジョジョに心を開いていくところには
僕もうっとりしてしまいました。
劇場公開されたばかりの『シンデレラ』でも歌声披露していますが
声が優しいですね。
あとは杏ちゃんも最近好きになってきましたが、
でも「ごちそうさん」は
宮崎美子が絶妙な味を出してくれているからこそ
成り立っているような気がしてきています。
もちろんキムラ緑子さんのあのシンデレラの姉的な役も重要ですが、
宮崎美子のあの感じは他の人にはなかなか出せない気がして、
クイズ番組なんか出ずに女優業でもっと見たいな〜って
個人的には思っております。
難問の答え方も嫌味の無い方で、優しい人間味が伺えます。
『雨あがる』って映画をだいぶ前に見たんですが、
その宮崎美子もよかったんですよね、優しくて。
歳も取ってしまいましたが、キレイだな〜とかも
思ったりします。
え?
熟女が好きな訳ではありませんよ(笑)
つい先日の「アメトーク」が
若い子好き芸人みたいな感じだった事もあり、
また最近の気温のこともあり、
女性の服装が一気に薄くなってきて、
男子諸君にとっては有難い季節になってきました。
目に優しい。
なぜか敏感になってしまう今日この頃ですが、
そんな優しい映画を見てきたので紹介します(笑)
無理矢理失礼致しました。。。
『グッド・ライ いちばん優しい嘘』
監督フィリップ・ファラルドー
出演者:リース・ウィザースプーン
アーノルド・オーチェン
ゲール・ドゥエイニー
コリー・ストール
エマニュエル・ジャル
配給 キノフィルムズ
上映時間 110分
ストーリー
米国ミズーリ州のカンザスシティー、職業紹介所で働くキャリー(リース・ウィザースプーン)は、スーダンから到着したマメール(アーノルド・オーチェン)と二人の仲間を空港まで迎えに行く。彼らは内戦で両親を亡くした、“ロストボーイズ”と呼ばれる難民たちだ。そつなく仕事をこなしてきたキャリーに与えられたのは、電話を見るのも初めての彼らを就職させるという、最難関のミッションだった。車に乗せれば一瞬で酔うし、牧場を見ると「猛獣はいますか?」と確認、マクドナルドもピザも知らない彼らに最初はイラつくキャリーだが、その成長を見守るうちに思いがけない友情が芽生え、生き方さえも変わっていく。
シネマトゥデイのあらすじを抜粋
(ホームページのストーリー紹介が??なため)
「7.5点」
はいはいはい。
映画館で結構な量の涙を流してしまいました。
今年レビューしてきた映画の中では
一番泣いた映画です、確実に。
今年は割と「濃い」内容のものが多くて
涙したみたいなものは『アメリカンスナイパー』かな〜
って感じがしますが。。
タイトルがタイムリー感あってださいですね(笑)
さあさあ今日の『グッド・ライ いちばん優しい嘘』なんですが、
おそらくフィクション(笑)な物語と思いますが、
背景などは実話に基づいたものです。
なのでストレートに感動して良いものなのかは、
少し疑問にもなってくるんですが
内容が本当に優しい。
リース姉さんもお久しぶりです。
『キューティ・ブロンド』から約15年ほどですが、
やっぱり歳を取りましたね〜。
僕は『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』が
めっちゃ好きでしたが『キューティ・ブロンド』はそんなに・・・
特別思い入れのある女優さんという訳ではないですが、
最近は製作とかもやっているみたいで精力的ですね!
スーダンで過酷な幼少期を過ごした4人が
アメリカへと渡り生活する物語ですが、
まず冒頭の難民に至るまでの過程のシーンは
物凄く見ていて辛いものがあります。。。
マメールは特に残酷で、
幼少期内戦中のスーダンから逃亡中に
兄が自分の身代わりとなり連れ去られた過去を持っています。
兄は子どもたちのチーフ(リーダー)として行動していたため、
弟は兄亡き4人のグループを導き、難民となることができた。
そんな彼らにアメリカに移住するチャンスがやってきた。
実際にアメリカには難民を受け入れる制度があるみたいで
調べてみるとこんなのもありました。
写真家セバスチャン・リッチが、南スーダン難民キャンプで気付かされたこと | 国連UNHCR協会
大自然で育った彼らにとってアメリカはあまりにも先進的で、
電話すら知らない彼らも働かなければならなかった。
職業案内をしているのがリース・ウィザースプーン。
彼らを文明史においての初歩的なことから教えていくのだが、
どこか彼らの抱える心の闇に気付くのです。。
彼らの置かれていた国の事を知り、
少しでも理解するよう努め、
彼らとの関係性も変化していくのでした。
そんな彼らの波瀾万丈を追いながら、
1通の手紙がアフリカから届くのでした。
で、
この映画の一番の見所は何と言っても
“嘘”なんですが、ネタは明かせません。。。
なんとなく「嘘」ってワードは
これを連想させてくれます。。。
ずっと嘘だった / 斉藤和義 YouTube版 (歌詞付き) - YouTube
嘘もいろんな種類がありますが、
良き嘘も結構存在していると思います、世の中。
かつてマメールの兄は弟を守る為に、
兵隊に対して嘘をついて身代わりとなりました。
その嘘のおかげで命を救われた
マメールとその仲間たちも、毎日に感謝しなければいけないのです。
この映画の最後にマメールがついた嘘に、
涙が流れ続けました。
グッド・ガイのグッド・ライ。
もちろんフィクションならではのオチではありますが、
嘘の持つパワーって実は素晴らしかったりしますよね。
まさにタイトル通りなんですが、
やさしすぎる嘘に涙は必須でしょう!!!
ネタバレが出来ない分内容が薄くなりましたが、
是非ラストの嘘に酔いしれて下さい!!!!!
ではでは〜
黒いシャツを着てるやつは、だいたいテンポにうるさい。『セッション』
続いての作品はこちらでございます!!
『セッション』
監督・脚本:デミアン・チャゼル
出演者:マイルズ・テラー
J・K・シモンズ
音楽:ジャスティン・ヒューウィッツ
配給:ギャガ
上映時間:106分
ストーリー
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが、待ち受けていたのは、
天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの
常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。
浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。
ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。
恋人、家族、人生さえも投げ打ち、
フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…
ホームページより抜粋
「8点」
TOHOシネマズ新宿
オープンの日に行って参りました!!!!
ゴジラヘッドで最近話題になっていましたから
どんなもんかなと思って行ったら
超満員・・・笑
トイレがとんでもないことになってましたし、
売店の接客が丁寧過ぎて、
ちょっと笑っちゃいましたけど。
メロンソーダを頼んだんですが、
ピスタチオの発表くらいタメて言われましたよ(笑)
ご丁寧にどうもありがとうございました(笑)
で座席とかの感想としては、
日本橋のTOHOシネマズと変わりません(笑)
そのまま新宿に来たと思ってもらえれば大丈夫と思います。
オープンの日に初日の作品、しかも『セッション』を見るって
なんか通!!!
って思って見に行ったんですが、みんな同じ事考えるもんですね。
1日に16回も流すなんて見た事無い(笑)
今後、新宿の映画館が心配になります。
特にミニシアター、本当に頑張ってほしいです!!!
TOHOで何やるかにもよりますが、
バルト9やピカデリーにも影響出るでしょうから、
注目ですよね。
さあさあ内容でございますが
まずはじめに言っておくべきなのは
ラストがマジのゴイスー。
ダイアン津田のゴイゴイスー ニューバージョン - YouTube
こんなのはファッキングテンポですが・・・
音楽学校に入学した主人公が
ある教師にスカウトされてバンドに入り、
鬼の指導を受ける話です。
物語はこれだけですよ(笑)
この写真にある通りです。
本当にこれ以外ありません。
ピックアップするならやはり
J・Kシモンズ演じる鬼教師の鬼畜ぶり(笑)
とにかく完璧を求め、
一音でも外す者はバンドから除外する。
この映画では一瞬この教師に共感しそうになるエピソード
→昔の教え子の死に涙する場面
も一応あるのに
ラストには軽いどんでん返しをこの鬼畜教師は演出しますから(笑)
見てるこっちが恐ろしくなりましたし、
そもそも感性が重要な音楽において
ここまでスポ根なのは実際どうなんでしょう??笑
それでいてドラム叩き過ぎで、
もはやバイオレンス映画かと思うシーンも多々・・・
『ブラックスワン』の逆剝けがピーっていくところみたいに
痛々しい場面もありましたしね。
ある意味ですが『冷たい熱帯魚』のでんでんみたいに
次作以降、J・Kシモンズの出演作は
多分笑ってしまうと思うんです。
もう水槽は見つめてほしくないですよね・・・笑
最初はアメとムチの使い分けが上手い教師かと
思ってたんですけどね〜
「音楽をたのしめよ〜」とか囁くんですが
練習行けばドラムセット投げられますから(笑)
アメ、ムチ、ムチ、ムチ、ムチ、ムチムチムチ!!!!
修造キャンプより絶対キツいです(笑)
さっそくパロディもあります!
DJ Wh1PLA$H - Whiplash Trailer Parody - YouTube
主人公も負けじと「無」になっていきます。
自分からアプローチしたくせに
無茶苦茶な理由つけて別れを告げたり、
他の奏者をボロカスに言ってみたり、
とにかく猛練習。
ちなみにさっきの女の子は
海外テレビドラマの「glee」の子でしたね。
この子が出てくるあたりから面白くなくなりましたが(笑)
スーパーガールになるらしいので、
日本でもまたお目にかかれるかもですね!!
主人公は猛練習のあまり
発表会の日に寝坊やトラブルに巻き込まれがちで、
事故にあっても血まみれで演奏し認められようとするくらい
まさに“狂気VS狂気”でした。
That's my fu○king tempo!!!!!!
もはや黒のシャツすら恐ろしくなってましたが、
そういえば“ヤツら”も黒シャツでしたね。
そう、ジャルジャルです。
多分テンポには厳しいですけど、
あんなスパルタにコントの練習とかしてたら
ちょっと笑けてきます。。
話題逸れました、戻します。
冒頭にも触れたように見せ場はラストです。
正直ラストまで不安でしたよ・・
「あれ、評判の割に全然盛り上がらない・・・」
いや、待ちたまえ。
完全に主人公の負けに見えた狂気のバトルに
さらなるどんでん返し的、
もう復讐ともとって良い逆襲!!!!
あれはヤバいものを見たと興奮が
しばらく解けなかったです。
見終わってぐったり疲れたので、
やはりバイオレンス映画だったかもしれません。。
こっちもこんなに罵られたんじゃないかってぐらい
疲れ果てました。
唯一気になると言えば、
音楽やってる人がこれをどう見るのかですよね。。
スポ根的なものが合っているのか。
果たしてジャズなのに白人でピンとくるのか。
劇団四季にはこんな言葉もありますが・・・
これは絶対と言って良い程映画館でしか体感できないので
是非劇場に行って下さい!!
今年は『はじまりのうた』が個人的に大好きな音楽映画になり、
これは映画館で見てもらいたいな〜って思ってましたが、
『セッション』は絶対に映画館です!
いやむしろ家で見るんなら、
よっぽどのホームシアターセットも持って無い限り
見ないで下さい(笑)
これクラスなら良いと思いますが、
テレビサイズじゃ絶対に物足りませんから・・・・
劇中の主な演奏曲がコチラ!
Caravan—Central Washington University Jazz Band ...
今年必見の映画で間違いない!!!!